歌手・都はるみ(73)と俳優・矢崎滋(73)がラブラブなのだそうだ。都はるみが足繁く矢崎滋が暮らす東北のホテルに通っているらしい。2人とも独身だしすでにリタイアもしているので高齢者同士の恋愛という以外にとくに取り上げるべきところもないようだけれども、都はるみの“インテリ好き”は少し考えさせる。


都はるみの“インテリ好き”はもとから知られていたことで、今回も矢崎滋との新しい恋発覚のニュースにあわせて少し詳しく書かれている。↓


◆ 『デイリー新潮』2021年3月19日配信
【都はるみが矢崎滋と「田舎ホテル暮らし」 音楽関係者から「やっぱりね」と言われるワケ」

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2人の出会いは2008年1月に名古屋の中日劇場で初演された都のデビュー45周年ショー。コンサートの前に行われた芝居「好きになった人 恩師・市川昭介と都はるみ物語」で共演した。矢崎は都の命名者でもある恩師で作曲家の市川昭介さんに扮し、都は自分自身を演じた。

もっとも、共演者なら2人とも無数にいた。どうして交際に至ったのだろう。「まず、はるみさんの好みはインテリなんです」と、解説するのはレコード会社OBである。

矢崎が東京大文学部中退なのはよく知られているが、一方で都の内縁の夫で自殺した元個人事務所社長のNさんも同じ東京大文学部卒。矢崎は1968年に劇団四季に入り、Nさんは1972年に日本コロムビア(現在コロムビア・ミュージックエンタテインメント)に入社した。

矢崎が都内屈指の進学校・東京教育大附属駒場高(現・筑波大学附属駒場高)から東大に進んだのに対し、N氏は同じく山口県内で指折りの進学校である県立宇部高から東大に進学した。

N氏は抜群に頭が切れ、仕事も出来た。都の「大阪しぐれ」(1980年)「浪花恋しぐれ」(1983年)などをディレクターとして担当したのがN氏。石川さゆり(63)の「天城越え」(1986年)もそうだ。

実は、都は「北の宿から」(1975年)以降、ヒットに恵まれなかった。「玄人好みの楽曲が多い」と音楽業界内で指摘されていた。そんな時、万人受けする「大阪しぐれ」を用意したのが都の担当になって間もないN氏だった。その後、N氏はコロムビアを離れ、都に乞われて個人事務所の社長に就いた。

N氏が自ら命を絶ったのは、45周年ショーの公演先が中日劇場から新宿コマ劇場に移ってから1カ月後の2008年4月だった。ショーはNさんが他界してから2カ月後の同6月にも大阪松竹座で行われた。チケットは既に販売されているから、いくら辛くてもキャンセルは出来ない。

都が悲しみを押し殺してステージに立っている時、そばにいたのは矢崎だったのだ。その上、N氏と矢崎、都は全員が同い年で近しい間柄だった。

「N氏と東大の同窓である矢崎さん、はるみさんはたちまち打ち解けた」(レコード会社OB)

それから12年余。友人関係が続いていた2人が、セミリタイアし、寄り添うというのは、ごく自然なことだろう。

インテリを好む都は天才作家と呼ばれた故・中上健次さんのことも「お兄ちゃん」と呼び、慕った。腎臓ガンに冒された中上さんを何度も見舞い、1992年に逝去すると、「もっと書きたいこと、やりたい事がいっぱいあったでしょう」と泣き崩れた。告別式では弔辞を読み、やはり涙を浮かべながら「よく新宿2丁目で飲みましたね」と振り返った。

中上さんと都の出会いは1984年。都が歌手を引退する年だった。中上さんの強い希望によって月刊誌で対談。すると、今度は都が惚れ込む。仕事を抜きに酒を酌み交わしたり、旅行に行ったりする仲になる。1990年の歌手復帰の背景にも中上さんの後押しがあった。
 
中上さんは都のために「都はるみに捧げる-芸能原論」と「天の歌-小説都はるみ」を書いた。一方の都も中上さんの生前、故人の故郷である和歌山県本宮町の熊野本宮大社・旧大社跡で無料の野外コンサートなどを行っている。恋愛感情ではないものの、強く惹かれ合っていた。

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ここには書かれていないけれども、1978年、30歳のときに結婚し、わずか4年後の82年に離婚した相手、朝月廣臣(享年64)は歌手から作曲家の道を歩んだ東大とは縁のない人物であった。


都はるみの“インテリ好き”とはどういうことなのだろう? インテリと付き合ったり結婚したりしても自分がインテリになれるわけでもないし、そもそもすべからくインテリにそれほどの内実があるわけでもない。


ではインテリとはなにか? むかしむかし、江戸から明治に切り替わって例の「士農工商」という身分制度が廃止されたあと、出てきたのが学歴主義だ。どんなに家が貧しくとも刻苦勉励して学問を身につければ「末は博士か大臣か」と、ほぼ青天井に出世の階段を登っていけた。


一方では「末は博士か大臣か」と期待されて田舎から出てきたものの挫折。あえなく都市遊民として文化芸術方面に活路を見出すものも少なくなかった。というわけでいろいろなインテリの誕生である。


演歌歌手になるために高校を中退した都はるみ=出生名:李春美にとって、インテレクチュアルである、インテレクチュアルだと認められることはこの世界の中心の扉を開ける鍵のように見えたのではないか。時代的に少し遅れているが。インテリはかっこいい憧れの存在。同じような疎外感を抱いていただろう中上健次(46)に近づいたというのも頷ける。


インテリゲンチャはモテた。女優とヒモ学生の恋。とくに左翼演劇が盛んだったころにはまさしく流行のようであった。それがやがて時代がかぶるようにしながらストリッパーとヒモ学生になる。AV嬢とヒモ学生にならなかったのは、学生すなわちインテリゲンチャでもなく、社会に対抗するチカラがインテリゲンチャからも失われていったからだろう。


まあ、男はアタマで女はカラダ、みたいに単純な話ではないのよ。


1900年代後半くらいから学歴社会は大きく揺らぎはじめ、いまでは学歴だけでどこまでも出世していけると信じる者はほとんどいないだろう。いまや世襲と閨閥が主流をなすニューエスタブリッシュの時代であり、図抜けようとすればその息子か娘をたぶらかすしか途はない。それでしかたないのでカネに慰めてもらったりする。しかし都はるみは一貫してインテリラブだったのだ。インテリラブで世界をひっくり返そうと感じていたのかもしれない。


うむ。こういう観点で女優・歌手など芸能人を仕分けしてみるのもおもしろいかもしれぬ。しかしそれはまたもっと時間のあるときに。


第一生命の調査によれば小学生男子のオトナになったらなりたい職業の第1位は会社員である。YouTuberは2位、サッカー選手が3位、ゲーム制作者4位、野球選手5位。 ※2021年3月17日発表


素晴しい。しかも「会社員」という答えの前には「社長に可愛がられる」がつくらしい。「社長に可愛がられる会社員」。日本全国に無責任男、植木等(享年80)が氾濫する日も近い。諸君!! これまでバカばかりやってきたのがムダではなかった!! 都はるみにはそーとー嫌われるだろうが。















 今日の備忘録↓





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士農工商穢多非人、そしてあいだにイヌを挟んで私だ。キミも仲間に入れよ!!





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今日は公園に食べられる野草を探しにいく。(了)



















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