みなさんこんにちは、謝罪文評論家のゴメンネ一筆でございます。今回のご登場は、No socks J life. 石田純一(62)の妻、石田理子(40)でございます。とても世間さまの耳には入れたくない戯れ言を大声でほざくデキの悪い息子を体の後ろに隠しつつ、「このたびはどうも」と頭を下げる母親の風情であります。


石田純一は2016年7月11日、記者会見を開いて、東京都知事選への出馬断念を正式に表明しました。「野党の統一候補なら立候補する」と条件を提示しつつ出馬の意思があることを発表したのは7月8日です。


参議院選挙真っ最中なのに、石田純一なのに、いったいなにがどうして、という4日間でした。で、印象に残ったのは、ただひたすら、石田純一はイイ人だ、ということだけです。で、こんなイイ人、こんなナイーヴさでは、とても政治のリアリズムのなかでは生きていけないだろう、とも思います。


どんなに先を急いでいてもマイクを向けられればていねいに答え、生放送のワイドショーの電話取材にも答え、挙げ句の果ては移動中のクルマにまで取材陣を乗せてやり、とまさに超人的にイイ人でした。おかげで石田純一、少し顔面がズレるくらい疲労困憊していました。


しかし、石田純一が最もお人好しぶりを発揮したのは、7月8日の出馬の意思表示そのものでしょう。あれは誰かの言葉に乗せられて……、ということではなくて、立候補するための状況づくりを急がせるために行われたものだと思うからです。


まあ、石田純一、本気で出るつもりでいたわけです。自分で「野党統一候補になる確率は10%以下」(「女性自身」2016年7月12日配信)としつつも、やるからには精一杯のことをやらねば、という気持ちだったのでしょう。


おっと、この「10%以下」については「 選挙を勝つ確率を聞かれると『率直に言って、10%以下じゃないですかね』と冷静に分析した」(「オリコンスタイル」2016年7月8日配信)という記事もあります。いずれにしても、ですけれども。


7月11日の昼が「野党の統一候補」という言質を待てるデッドライン、しかも確率「10%以下」というならば、ふつうは、それまでの4日間は一切の表立った行動はせず、水面下で動くという手段を選ぶはずです。


あ、もうひとつのお人好しがありました。いったい誰に推されたのかを最後まで口にしなかったことです。市民連合だとか民進党だとか、想像はつきますけれど。民進党、7月12日未明現在、まだ立候補者を擁立できていません。


蓮舫代表代行(48)が都知事選出馬を辞退し、櫻井俊(62)にも固辞されたあとの民進党では、候補者(の候補者)にさまざまな名前が挙がっては消えていました。俳優の渡辺謙、キャスターの久米宏や鳥越俊太郎、明大元教授の北野大……。こう並ぶと石田純一の名前があってもそれほど違和感はありません。


で、さらに石田純一、一説には2015年9月の安保法制反対デモ参加に際しては「テレビ番組を3つ、CMがひとつキャンセルされ、さらに広告代理店を通して数社から『デモに行くな』『メディアの前で政治的発言をするな』と厳重注意されるなど、様々な圧力を受けたことを石田は自ら明かした」(「LITERA」2016年7月8日配信)ということです。


もしこれがほんとうだとしたら、また別な意味でのお人好し、というか、よほどいまの日本、東京を憂えていたのだなあ、いいヤツだったんだなあ、となぜか過去形で思います。“純一”、いい名前じゃありませんか。


しかし、繰り返しになりますが、純一は政治には不向きです。おそらくは、自分は政治への注意を喚起するためにはピエロ役もいとわない、と考えたのでしょう。しかしそのような人間は、結局は都合よく利用されてお終いなのです。鉄砲玉。しかしそれでもある部分ではたしかに役に立った、と。それが政治のリアリティというものですね。


石田純一にはもうひとつ、家庭のリアリティという問題もあります。お待たせしました。石田理子でございます。石田理子の場合、純一の妻、2児の母、主婦であると同時に、石田家のファミリービジネス、ローンチ会見ゲスト業のプロデューサーの役割もあわせて担っています。


では、とりあえずは純一が出馬の意思があることを表明した7月8日付のブログからです。

**********

主人の件に関しまして

大変お騒がせしており、申し訳ございません。

主人が日頃から熱い気持ちをもっている事は分かっておりましたが、この度は本当に驚きました。
正直、家族での話し合いはまだ出来ておりません。

日頃から妻として夫を支えたい気持ちでおりますが、今回、私個人としましては、出馬しない事を願っております。

**********

えっと、妻1割、プロデューサー9割の内容ですね。最後の段落で「妻として」という文言がわざわざ入ってくるところに、これが主に、広告代理店やテレビ局をはじめとする仕事関係者を対象にして書かれたことが表れています。


あのさー、おタクの純一さんさー、今度の都知事選挙に野党統一候補で出たいとかいってるけど、いったいどうなってんの? という問い合わせに対する回答なわけです。「当社としてもビックリ!!」と。そう。東尾理子ではなく、プロデューサーとして、“ローンチ会見ゲスト”をなりわいとする石田家を代表して語っています。


で、冒頭の「主人の件に関しまして」です。なんと冷たい、突き放したいい方なのでしょう。「妻の件に関しまして」「子どもの件に関しまして」と並べてみるとよくわかりますね。さらに「主人に関しまして」に「の件」が入っているところに、距離と怒りが読み取れます。ウチのバカ亭主、という雰囲気です。


ただ、「主人」という、いつもつかっている呼称がいくらかは印象をやわらげています。主人、つまり英語でいえばMasterですから。そして「主人」という呼称は公的な場面でのものですから、最後の段落、全体の1割を妻の立場で書いた部分では、ちゃんと「夫」というふうに書き分けています。


まあ、理子それほどアタマがいいかというと、そうも思えないので「妻」という言葉との対比で無意識に「夫」になったのでしょう。いずれにしろ、この間髪を入れずの謝罪文のおかげで、純一の所属プロダクションであるスカイコーポレーションはたいへんラクだったはずです。


さて、次は出馬断念を発表した当日、7月11日付の謝罪文です。デキの悪い、バカな息子を後ろに隠して平謝りといった態です。「そんな夫をこれからも家族で支えて行こうと思います」には、他人事とはいえ、純一の身になると涙さえ滲んできます。支えられなければフラフラして立てない、といわれているみたいで。

**********

お詫び

この度は、主人が皆様をお騒がせするだけの形となり、大変申し訳ございませんでした。

またこの数日、たくさんの励ましやご意見を下さった皆様へ心より御礼申し上げます。

内心は、「まったくも~、何だったの⁉ たくさんの人達にご迷惑をかけて‼︎」と言いたいところですが、主人なりに真剣に考え決断した思いを受け入れ、そしてそんな夫をこれからも家族で支えて行こうと思います。

今後、ほんの少しでも社会のお役に立てるよう、主人共々、日々努力して参りたいと思います。

これからも宜しくお願い申し上げます。

東尾理子

**********

3段目「内心は、〜」以下のところは、純一に向けての「いいからあなたは黙っていなさい!!」という厳しいお言葉が聞こえてきそうです。


で、その次です。「今後、ほんの少しでも社会のお役に立てるよう、主人共々、日々努力して参りたいと思います。」の部分、これは石田純一およびその家族に対する肯定的な意見、といいますか、励まし、とくに純一の政治姿勢を評価する声に対してのフォローでしょう。


そんなこんなで全体として八方美人な内容になっていますが、それをギクシャクさせずにつなげて読ませるというのは、やはり石田理子、よく考えているなあ、という感じです。


ちなみに、この石田理子の公式ブログのタイトルは「Route-R」です。“理子の道筋”、つまり“道をつけるのは私”、というわけです。なるほど。


あれ? あれれ? のれ? ブログのタイトル「Route-R」の下に「プロゴルファー 東尾理子オフィシャルブログ」の文字が……。で、7月8日の謝罪文には記名がなく、7月11日の謝罪文には「東尾理子」との記名があります。ふむ。


やっぱりプロデューサーの感覚なのでしょうか。もし万一、純一と離婚することがあったとしても、それから先もメディアでの仕事をして生きていかなければならないのだ、と考えると「東尾理子」の名前は残しておいたほうがいいわけです。


ですから「石田家」とは、仕事をしていく上でのチームというか、会社みたいなものと考えるとわかりやすいでしょうか。その意味では、完全なビジネス婚という側面も、理子&純一にはあるといえます。


東尾理子、今回は難しいところをうまく切り抜けて、ファインプレーでした。夫、石田純一に対する敬愛の念がもう少し伝われば満点です。しかしそれはやっぱりムリでしょうね。純一!! 人がいいだけじゃメシは食っていけんのだぞー!! (了)



なんでもいいから。どうせ買うなら。↓↓ここからお願い!! 
マジで売れていません!! 右のカラム分もよろしく!! お腹すいたー




HP Directplus -HP公式オンラインストア- DHCオンラインショップ

オーネット DHCオンラインショップ

DHCオンラインショップ DHCオンラインショップ
DHCオンラインショップ 

オーネット DHCオンラインショップ

 
オーネット DHCオンラインショップ

 ソニーストア

ソニーストア ソニーストア
 

 

 

DHCオンラインショップ

DHCオンラインショップ

HP Directplus -HP公式オンラインストア-